インプラント治療は変わってきたね。やはり症例でインプラントの種類を選択し、治療方法も選び、最終補綴も何にするかハッキリと選別しなくてはいけないと改めて考えさせられた。誰がオペをして担当の衛生士が誰なのか、料金のこと、メンテナンスのこと、保証、補償の料金を根本から見直さなくてはならないと思うわ。大信ではやはりどこまでインプラントだけではないが治療レベルを患者さんが、どこまで求めるかだわ、またそこの所をどう説明して、治療に向かうかだわ。 ハッキリいうと簡単な症例なら、インプラントメーカーに言われたまま、特にシツコイ位インプラントのセミナー受けた歯科医でなくてもインプラント治療は可能なことは明白。問題は治療方法の選択肢により、より審美的で、機能良く、アフターも満足して貰えるだろう患者症例に患者さんからも理解してもらえず、ディスカウントを迫られたり、インターネットで、他の1歯科医の考えを、さもメジャーと勘違いする患者さんが多いのも現実だわ。また、他医院ではミスされた、出来ないと言われたにも関わらずこちらの説明に耳を傾けない患者さんは必ず、居る。エルムだと毎週一人はいる。しかも増えている。
今まで、インプラント修行の為に何十、いや何百回と、国内、国外に行ったことか!おかげでJALはダイヤモンド、ANAも時々ブレミアム。それはどうでもいいが、問題は今回シンガポールに何のためにきたか?それは日本では発売になるとしたら、15年はかかるであろう、ドイツでメジャーになりつつあるインプラント関連の人工骨、粘膜、インプラントシステムなどの購入権獲得のために来たのだ。これらを使う事で、患者さんにより審美的で機能的、かつ侵襲が減じられ、出来ないことが出来るようになる事は間違いないのだ。しかしそのレベルの差をどう伝えるかで、適当ては言わないが、料金から得る差額分を稼いで、安いやり方で、自己投資なし、素人は騙せてもインプラントに精通した者には判る安い治療で儲け主義のインプラント治療との違いをどう説明して、料金設定をしたらいいかわからない。シンガポールまで、7時間、疲れ果てて帰ります。しかし昔とは違う虚しさはなんなのか誰か教えて!18年前、ダニエル ブーザーから技術学ぶためにこの地に来たのだ。あの時も中村先生が一緒で、他に勝山先生がいた。今回は白鳥先生、中島先生、三好先生が
コーディネーター。内容は変わったというより私も変わり、またインプラント治療のスタンダードも変わってきたのだ。しかしコレはほんの一握りのインプラント歯科医であることは間違いないし、インプラントやってきて、この20年、難症例と言われたものも変わった。日本だけはインプラントはNHK、朝日新聞社などの一方的なダメ報道で、患者さんに良い面はまったく伝わってないようだし、歯科医が頑張ってる所は伝えるつもりないね。自分としては日々精進して患者さんに自分の努力したことを現すしかないね。まあ兎に角、今日日本に帰ります。新潟で地震があったことはシンガポールでもニュースやってたけど、この街で震度5来たらビル倒れそう。シンガポールは日本企業頑張ってる。我々歯科医もがんばりましょう。